私は、住んでいる地域から送られてくる健康診断、がん検診の案内が
送られるようになってからは、欠かさず検診に行くようにしています。
私は29歳で会社を辞め、30歳で独立をし、個人事業主として活動をしていたので
区のがん検診の案内こそがいわゆる企業の健康診断のように、「今年もこの時期かぁ」と
1年を思い巡りながら検診をしていました。
そんな私が30代で1度、多忙で子宮頸癌の検診を受診しなかった事があり、前回の検診から2年後に再び検診した際、子宮頸がん異形成が発覚しました。
がん検診に行かなかったこの1年は仕事絡みでこれまでにないストレスがあり、眠れない日々、もともと低体温で免疫力が低かったので年間を通して高熱を伴う風邪をひいたりと体調もよくなかった1年でした。
異形成が見つかってからの1年間は2ヶ月に1度の検査を繰り返し進展も後退もしなかった為、治療に踏み切りました。無事に異形成は消え、現在は子宮頸がん、子宮体がんの検査を毎年行い、現在は「異常なし」の状態で過ごせています。
また、子宮頸がん異形成の治療をしてからは、毎年欠かさず大腸がん、胃がん、肺がん、乳がんの検査もしていましたが昨年の春に乳管ガンの恐れがあると診断され、半年後に再検査、さらに紹介状を持って転院した大学病院にて初期の乳管がんと診断が出ました。
見つかってからは乳房の一部切除手術、放射線治療と治療を早々に開始。
切除した部分より病理検査の結果は、非浸潤性ではあったものの悪性度は非常に高いもの
。との事でした。
担当の医師からも発見がもう少し遅かったら、非浸潤性ではなくなり、手術も部分切除だけでは済まなかったはずよ。と告げられました。
子宮頸がんも異形成止まり、乳管ガンも非浸潤性で済み、初期の段階で病気を見つけられたのは毎年がん検診を受診していたから。
見つかった乳管がん治療はホルモン療法や抗がん剤、身体的にも大きなダメージを伴う手術もなく短期の入院治療で済み、すぐに日常の生活に戻れたのも検診で早期発見のがんだったから。
病気になってしまったのは100歩譲っても仕方ない。
けれど治療中や療養中、心身共にポジティブに過ごせたのも早期発見だったからこそ。
自分の病気ときちんと向き合い、これ以上病気にならないよう、これまでの暮らし方、これからの生き方、自分の人生そのもののを考えさせられました。
そして、強く思ったのは「健康診断、がん検診って本当に大事だな」という事。
この思いを持ってMedifelizの活動を始めた時、周りの友人・知人に私の経験やがん検診について話すと、意外とがん検診に行っていない人が多いことに驚きました。
会社勤めの定期健診でも、忙しくて・・怖いから・・・と行っていないそうです。
まだ自分が病気になるようような年齢じゃない。などという危機感のなさからかもしれませんが、健康診断やがん検診をする事で、自分の身体だけでなく病気について知る事もできるし、病名、症状などぼんやりでもいいので知識として知っておくだけでも損はする事はないと思います。
毎年、「Happy Birthday!!]と自分の誕生日を迎えお祝いするように、1年に1度の検診日もあえて「Happy 検診day!!」と喜んで自ら検診をするっていう習慣作りはどうでしょうか?
検診後、何も見つからなければ、ひとまず安心して日々を過ごせるし、早期で見つかれば
それなりの治療で済む。一概に全ての事には言えませんが、「早期発見こそ大事」という言葉は真をついていると思います。
1年の初めにスケジュール帳を購入した際、真っ先に書き込むのは自分と家族の誕生日。
いっそ、その次に検診日の予定を書き込む。予定を立ててみてはいかがでしょうか?
その予定をスケジュール帳に書き込む際は「がん検診」と書かず、検診先の病院名、病院の電話番号、検査項目などを具体的に記入するのはいかがでしょうか?
人は、単に予定を書き込むより目的や具体的な事項を書き込んだほうが、実践する癖がつくそうです。
毎年、健康診断とがん検診を受診し、早期に異常を発見し生活習慣を改善することで
糖尿病をはじめとした生活習慣病やがんの予防に繋がります。
私たちが今すぐに始められる予防医療です。
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